蒸し暑くて寝苦しい夏の夜を切り抜ける方法
昼間の猛暑で身体を酷使した上に、夜になっても気温が下がらず寝苦しさが続く熱帯夜の夏。なかなか寝つけずに気がつけば夜が白んでいたり。
きっちりと睡眠が摂れない日々が重なると、体調まで悪くなってしまいます。身体がバテきってしまう前に、安眠を確保して、万全の体調を心がけましょう。
98:外気をきちんと取り入れる
夜も更けて外の気温はそれなりに下がっているのに、室内に熱気がこもったままで、いつまで経っても暑いまま、ということはありませんか?
熱帯夜とはいえ外気温が28度以下の場合は、窓を開けて外気を取り入れて就寝するだけで快適に眠れます。
外気を取り入れるには、風の通り道を作るのが一番。部屋の窓を対角線上に開け放てば、外気が通り抜けていきます。
とはいえ、風が一切ない夜だったり、窓が1か所しか開けられない、という場合はもうひとつ対策を加えましょう。
窓際に、窓に背を向けて扇風機を設置してスイッチオン。これだけで、外気が室内に入って来ます。
防犯上窓を開けて就寝するのが困難な場合は、無理して窓を開けずに、他の暑さ対策で乗り切りましょう。
99:氷枕や保冷材を活用しよう
発熱時に使う氷枕やお店で貰える保冷材。この冷たさを利用して安眠をゲットしましょう。
春おでこに載せてもいいですが、ハンドタオルやハンカチでくるんで、布団やタオルケットの中に入れておいても結構良い感じになります。 腋の下や股に挟むと体感温度がぐっと下がりますよ。
また、保冷材の代わりに水を入れて凍らせたペットボトルにタオルを巻いたものを抱えて寝てもいいですね。2リットルサイズなら枕代わりにセットしてもいい按配です。
100:寝具も涼やかに
寝具にもひと工夫して涼しく就寝できるようにします。
手軽で安上がりなのは敷布団やベッドの上にゴザを敷くこと。これだけでもずいぶんマシになります。
また、さらに一歩進んで竹シーツと呼ばれる竹のチップを組み合わせた敷物を敷けば、爽快度アップ。竹ならではのヒンヤリとした感触で、入眠をスムースにしてくれます。
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101:ハイテク敷物で涼しく就寝
昔ながらの自然素材の敷物だけでなく、いまどきならではのハイテク敷物にも注目!
マットの中のジェルが身体の熱を吸収することで涼しく感じるジェルマットはその筆頭です。エアコンの風が苦手な人にオススメ。
ただ、時間が経つと身体に接する部分がぬるくなってしまうので、ヒンヤリ気分のときにスーッと入眠できる人、いわゆる寝付きがいい人向けです。
身体と敷布団の間に風を通せば涼しいんじゃ?というストレートなコンセプトから生まれたのがエアコンマットです。
マットの中が特殊な送風構造になっていて、頭上部から空気を取りこんで足元に向けて送風されます。エアコンマットとは銘打っていますが、冷房機能はありません。あくまで扇風機的なものです。
それでも身体と布団の接地面が暑くならずに眠られるのは魅力。タイマーや風量設定もついているので、自分好みに使いこなしましょう。
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102:湿度を下げれば快適に
蒸し暑くて寝られないのなら、湿度を下げてやれば寝付きが良くなるわけです。そこで除湿機の登場。
扇風機と併用すれば、エアコンがなくともやり過ごせます。
103:エアコンも賢く活用を
さすがに一晩中エアコンを点けっぱなしにすることは電気代の観点から推奨できませんが、暑さで眠れないのを延々と我慢しつづけるのも身体に良いわけはありません。
寝入りばなに快適であればいいわけなので、タイマー設定をして数時間で自動で切れるようにしておきます。
また、エアコン使用時も扇風機は点けておきましょう。扇風機を微風~弱風で首振り・上向きにしてエアコンから噴き出す冷風が部屋を循環するようにすれば、効率よくエアコンが効きますし、風が直接身体に当たらないので、翌朝だるいということもありません。