バスタイムで気をつけたいいくつかのポイント
入浴は一日の疲れを癒し、身体の汚れを洗い去る大切なイベントです。しかしそのやりかたひとつで、就寝後の安眠を左右することになります。
安眠できる正しい入浴法を実践していきましょう。
14:就寝1時間前の入浴なら湯温は38℃
人間は体温が下がっていくと眠くなる性質があります。それを上手く使えば立派な安眠法になるわけです。
就寝1時間前くらいの入浴なら湯温は38~39℃、ぬるいかなと感じる温度が最適です。
湯船に浸かる時間は15~20分。少し長めにゆっくり浸かってリラックスしましょう。5分で湯船から上がるようなカラスの行水ではダメです。湯温が高くないので身体の芯まで温めるのにはやはり15分程度必要なため。
時間をかけて充分体温を上げてあげると、入浴後1時間もすればいい按配で体温が下がって、身体は睡眠モードに入ります。
15:就寝2時間前の入浴なら湯温は40℃
就寝まで2時間時間がある場合の入浴なら、さほどぬるくもなく熱くもない温度の40℃が適温です。
湯に浸かる時間は10分~15分くらいを目安にしましょう。
湯上り後は、ゆっくり時間をかけて体温を下げていきましょう。再度体温を上げるような激しい運動などはしないようにしてください。
16:就寝3時間前の入浴なら湯温は42℃
熱い風呂が好きな人は就寝3時間前には入浴を済ませておく必要があります。
必要以上に身体を温めてしまうと、体温が下がるまでにかなりの時間を要するからです。
ただ、熱い風呂が好きだからといって、サッと浸かってすぐバスタブから出ては意味がありません。身体の芯から温めるには、5~10分は湯船に浸かっていましょう。
もちろんのぼせてしまっては意味がありませんので、無理はしないように。
17:半身浴なら湯温は37~38℃
女性に人気の半身浴。その人気のワケはやはりダイエットに効果的だからでしょうか。
半身浴とは、文字通り下半身中心の入浴のこと。湯船に溜めるお湯は胃の下部あたりまで。心臓部分に当たるまで湯を張ってはいけません。腕はお湯に浸けずに外に出しておきます。
そして湯温はぬるめの37~38℃。そのかわり長めの時間をかけて湯に浸かります。おおよそ20~30分が目安です。時間を掛けてゆっくり身体の芯まで温めます。
18:リラックスできる入浴を
入浴でリラックスすれば、自然と身体は睡眠モードに入って行きます。
ということは、入浴時によりリラックスできれば、さらに良い睡眠が得られるわけです。
リラックスを加速するアイテムとしては、やはり入浴剤がオススメ。心を落ち着けるタイプのものを選んで使ってみましょう。入浴剤は種類も豊富なので、日替わりでいろいろ試してみるのも、楽しみが増えていいですね。
入浴剤もおなじみの粉末タイプだけでなく、バスキューブやバスオイルなどさまざまあります。自分にあった好みの物を探してみましょう。