リラックスタイムにもうひとつのアクセントを
安眠ドリンクをいただきつつ、ダメ押しで嗅覚も利用して入眠を図ります。よりリラックスする香りを嗅げば、いつの間にか夢うつつ…
44:エッセンシャルオイルを嗅ごう
植物由来の芳香成分である精油を用いて、心身の健康や美容を増進するアロマテラピー。女性に人気のリラックス法です。
さまざまな精油(エッセンシャルオイル)が市販されていますので、用途と好みで選びましょう。種類は1種に偏らず、何種かローテーションで使い分けると良いようです。
購入したエッセンシャルオイルは高温多湿の場所を避けて保管します。木箱に入れておくのが最良。火気厳禁です。
リラックスに向くエッセンシャルオイルは「ラベンダー」「フランキンセンス 」「イランイラン」「スイートオレンジ」「ジャスミン」「クラリセージ」「ゼラニウム」「マージョラム」「プチグレン」「ベルガモット」「カモミール」などなどいろいろ。
特に初心者にオススメなのはラベンダーや「カモミール」「ベルガモット」。ただし、ベルガモットなどの柑橘系オイルを使用して紫外線にあたると肌荒れなどを起こすことがあります。(光毒性)かゆみ、シミなどの色素沈着などを引き起こす原因物質を含んでいるためです。柑橘系オイルを使用する日は外出は控えましょう。
エッセンシャルオイルを入手したら、まず一番簡単なアロマテラピーを試してみましょう。
染みになっても構わないハンカチかティッシュペーパーを1枚用意します。そこにオイルを1~2滴垂らして、鼻に近付けて香りを嗅ぎます。
これだけですが、これも充分アロマテラピーです。
エッセンシャルオイルのオススメアイテム
45:枕かシーツにオイルを1滴
さらに寝る直前にもエッセンシャルオイルを使いましょう。
枕の隅っこや、シーツの隅に1滴オイルを落としておきます。
染みになっても構わない目立たない場所で、なおかつ肌に直接触れない場所にしましょう。何か所も垂らす必要はありません。どこかに1か所、1滴で充分です。
もしくはハンカチに垂らして枕元に置いておいてもいいですね。
46:アロマランプを使おう
エッセンシャルオイルは植物由来の精油なので、直接嗅いだり、入浴時に用いたり、皮膚に塗ったりできます。(使用時は各オイルの使用上の注意をよく読んでください)
そしてアロマポットやディフューザーと呼ばれる機器を使って芳香浴で香りを愉しむことに特化したオイルをフレグランスオイル、またはアロマオイルと呼びます。
エッセンシャルオイルのことをアロマオイルと呼んだりもするので、ちょっとややこしいですが、フレグランスオイルは植物由来の原料100%とは限りません。エッセンシャルオイルはどうしても成分がきついので、人工香料を混合して香りを軟らかくしたフレグランスオイルなどもあります。
そのため、フレグランスオイルは肌に塗ったり、急激な吸いこみはできません。あくまでもアロマポットやディフューザーを使って愉しむものです。オイルを購入するときはエッセンシャルオイルなのかフレグランスオイルなのか確かめて買うようにしましょう。
もちろんアロマポットやディフューザーでエッセンシャルオイルを使うこともできます。
芳香浴に使う機器アロマポットとは、受け皿に水を張り、オイルを数滴垂らしたあと受け皿を熱することでオイルの成分が蒸散し、それを吸気することでリラックスするという仕組みのもの。
熱源としてはロウソクを使う方法と電気式のものがありますが、火を使うタイプは火事のおそれがありますので、やめておきましょう。安眠のために使うのに、火が気になって気になって仕方ない、となってしまっては本末転倒ですからね。
そこでオススメなのが電気式のアロマランプ(アロマライト)。それほど高温にならないので、安心して使えます。受け皿に水を入れるタイプと入れないタイプがありますが、水を入れるタイプの方が長時間使えます。コンセントに直接挿すタイプとコード式がありますので、そのあたりはお好みで。
ただ、あまりにランプが明るいものだと寝付けなくなりますので、5~10ワットくらいのワット数の小さなものにしておきましょう。LED電球は熱を発しないのでアロマランプには使えません。
アロマランプのオススメアイテム
47:ディフューザーを使おう
熱でオイルを蒸散させるのではなく、オイルを微粒子化して拡散させたり、水とオイルを超音波でミスト化して拡散させるのがディフューザーです。
熱を使わないので、火事の心配がいらないのが最大のウリです。
いろいろなタイプのものが売られていますが、タイマー機能やライトのON/OFFの機能があるものが便利です。
水を入れる容量が大きいものだと長時間使用もできます。
またオイルを本体に直接入れるのではなく、取り外しができるカップに入れるタイプならカップを洗えば匂いが取れるので、他のフレーバーのオイルを入れても香りが混ざりません。